●古民家の調査を行いました
先日、県の依頼で、揖斐川町内の古民家を調査に行きました。
古い城下町で空襲を受けなかった揖斐川町には、築100年ほどの古民家がたくさんあります。
それらのうち、今回は大昔にお城があった清水という地区を調べに行きました。
地域の郷土史に詳しい方数名とおうちの方に案内してもらい、揖斐川歴史民俗資料館長と学芸員の私とで、一軒ずつ、外観と内部を見せていただきました。
昔懐かしい箱階段が現役で使われていたり、現代の家屋では見られない太い梁や柱、また装飾を施した欄間などの造作に感心すると同時に、歳月を経た木の家だけが醸し出す落ち着きと安らぎに、心が満たされる思いでした。
どの家もすばらしいのですが、共通した問題は当主が高齢化し、跡を継ぐ子孫が都会に出てしまっていることです。
広大な庭の管理もままならず、家屋も傷んでいる箇所が散見され、今後が危惧されるところです。
私は、もともと日本家屋が好きですが、歳を重ねるにつれ、ますます古い日本家屋が好きになりつつあります。
でも、美しさと清楚さを維持するのは大変な努力。
観光客的に、ただ「素晴らしいね、きれいだね」と言っているだけではなく、今後、そうした民家をどのように管理したら良いのか、町や県と相談しながら検討を始めようと思っています。
写真:庭の造作・丸窓
