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2010年05月22日

●悲しい観測

昨夜は、月が沈むのを待って揖斐高原へ向かいました。
低気圧が近づいていることはわかっていましたので、晴れているうちにと車を飛ばしたのです。

揖斐高原へ着くと、先客が二人いました。
30cmクラスのドブソニアンで星雲・星団を観望しているようすです。
声をかけると、名古屋市と岐阜市から来たとのことでした。
見上げる空は、東天が薄雲に覆われています。
自宅近くは晴れていましたが、先客に聞くと「ずっとこんな感じですね」とのこと。
今夜の目的であるふたつのMcNaught彗星の位置は、どちらも雲の中。
薄雲を通して15cm双眼鏡で探ってみますが、さすがに見えません。
天頂から西は晴れていましたので、星雲・星団をざっと観望しているうちに、雲が次第に拡がってきました。
午前2時半を回る頃には薄雲が全天を覆ってしまい、撤収することにしました。
東天の捜索もできず、結局、観測の目的は果たすことができませんでした。

つい先日も同じようなことがありました。
C/2009K5(McNaught)を撮影すべく、午前2時に起床し赤道儀を組み立てました。
空は快晴、自宅にしては透明な星空です。
赤道儀のセッティングが終わり、カメラを取りつけ、いよいよ撮影!と思ってファインダーを覗くと、あれ?なんだか視野が白い。
空を見上げて愕然。
ほんの数分のうちに、快晴だった空が全天、雲に覆われてしまっていたのです。
薄明開始までさほど時間もなく、晴れそうな気配はありません。
がっくりと肩を落とした私は、組み上げたばかりの望遠鏡を撤収にかかったのでした。

その晩も昨夜も、翌日は朝から仕事です。
まあ、こうした事例は過去に何十回となく経験しており、こんなものだと思っていますので、さほどがっかりはしませんが、それでも少しだけ悲しくはなります。
でも、曇ってしまうリスクを恐れていてはチャンスは得られませんから、これからもきっと、同じような小さな挫折をたくさん味わいながら星を見上げていくのだろうと思います。

というわけで、今日は朝から眠い・・・。

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コメント

こんにちは。
いつもお世話になっております。

望遠鏡を組み立て中に曇。
まだ、まっちゃんはいいですよ。組み立てに数分間しかいりませんから。

私なんざ、C-14とNJPを組み立てるだけで、30分以上かかりますから。
実は何回か曇った事あります。
そういう時こそ、小口径や双眼鏡に限りますよ。

眠いのは日常的ですが、筋肉痛のほうが...!

干場一志

干場さん、こんにちは。

いかに私でも、赤道儀を組み上げて極軸を合わせ、8等という暗い対象天体を導入してピントと構図を合わせる作業はとても数分ではできません。場合によっては数十分かかります。
暗い天体の撮影となるとそれなりに大ごとです。
撮影や観測をすることと、明るい天体を単に観望することは根本的に違います。それだけは知っておいて下さい。そうでないと、この記事を書いた意味がなくなってしまいます。

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