●C/2009R1(McNaught)彗星を観測
7月に南半球で2等級前後まで明るくなると予想されているC/2009R1(McNaught)彗星を、今朝、観測しました。
一昨日・昨日と天気が悪かったのですが、今朝は晴れるという予想のもと、1時間ほどの仮眠を取ってから外に出てみると、南東に薄雲があるものの晴天。
日本海側ほど天候が良いはずなので、山間部は晴れると考え揖斐高原へ。
揖斐高原に着くと南天低空にべったり雲がかかっているものの、ほぼ快晴です。
透明度も良く、夏の天の川がくっきり見えます。
15cm双眼鏡で東天を捜索し始めてすぐ、ペガスス座の一角に同彗星をとらえました。
全光度7.9等、視直径7′、集光度5、核なし、尾なしと観測しました。
急激に明るくなっており、イメージもしっかりしていますので、6月~7月は見事な姿が期待できそうです。
1970年代であれば、アマチュアによる眼視で発見されたのだろうなと思うと、やや寂しい気持ちになりました。
途中、M31、M76などをとらえ、捜索は終了。
北極星近くにあるもうひとつのMcNaught彗星、C/2009K5も観測しました。
こちらは、全光度7.8等、視直径7′、集光度5、核なし、北にかすかな尾があるかな?というイメージでした。
これからゆっくりと暗くなっていきますが、まだ当分は明るく見ることができます。
ふたつのMcNaught彗星は、今のところはどちらもよく似たイメージです。
R1の方は、これから急激に明るくなりながら東へ動いてゆきます。
最も明るい頃は、ぎょしゃ座からふたご座にあり、日本からの観測は困難です。
ただ、非常に明るくなれば、日没直後の西天超低空に観測することができるかもしれません。
明日以降は、月が大きくなるために観測の障害になります。
月明と来週の天候、梅雨入りを考えると、今夜あたりが当面のラストチャンスになるかもしれません。
初夏、静寂の黎明に見上げる夏の星空は心に染み通るほど美しいものでした。
明け初める東天高く輝く木星を正面に見ながら帰路につきました。
