2010年01月17日

●市街地で見る冬の天体

このところ雪が続いていましたが、昨夜は久しぶりに晴れたので15cm双眼鏡を持ち出して星を見ました。
ふだんであれば自宅からさらに北西の山間部へ向かうのですが、冬型の気圧配置のため山の方は雲がべったり。
愛知県方面へ出かけました。

現地へ着いてみると、お天気はまあまあ。冬の星座がきれいに見えています。
お約束のM42やすばるを見たあとで、市街地の明るい空で挑戦と、「ウルトラマンの星」M78を導入。
空が明るいのでちょっと難しいかなと思いましたが、案外よく見えました。
とはいえ、星雲・星団を見慣れていない方では確認できない程度の見え方です。
空が明るいのならば恒星を見よう!ということで、うさぎ座にある「クリムゾンスター」を視野に入れました。
うさぎ座にありますが、導入はオリオン座のリゲルから行います。
とにかく驚くほど真っ赤な星で、これほど赤い星は他にないと思われます。
6等から10等まで明るさが変わる長周期変光星で、正式には「うさぎ座R」という名称です。
私の双眼鏡でも十分に赤かったのですが、いっしょに見ていたogawa嬢の25cmドブソニアン「ルイ」で見ると、いっそう赤く見えました。
反射望遠鏡は色収差がないこと、倍率が多少高かったので、バックグラウンドが暗くなって色が見やすくなったのではと思います。

うさぎ座には、冬の空で唯一ともいえる球状星団M79があります。
慣れているので10秒で導入できましたが、バックグラウンドが明るいので、やはり星雲・星団を見慣れていない方だと見えづらいかな、と思いました。

「ベテルギウスが超新星に?」という報道のあとなので、夜空を見上げると、どうしてもベテルギウスに目が向きます。
なんとなくいつもより明るいような・・・。案外、明日にでも超新星になったりするかも。そんなことを思いました。

火星は、私の双眼鏡では倍率が低くて歯が立たないので、ogawa嬢の「ルイ」で。
北極冠が真っ白に輝いて見え、シーイングが落ち着くとけっこう微細な模様がよく見えました。

他にM35やM41、M50などひととおり冬の天体を観望し、満足して帰路につきました。
家に帰ると、北西の空半分は、やはりべったりとした雲に覆われていました。