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2009年10月13日

●25cmドブソニアンに感動!

天体望遠鏡の型式の一つに「ドブソニアン」というタイプがあります。
ドブソンさんという人が考案したこの型式、三脚もなければ天体の動き(=地球の自転)を追いかける微動ハンドルもありません。
地面に置いた箱に設定した上下左右に動く軸に、望遠鏡の筒を載せただけの簡易な型式です。
載せる望遠鏡の光学系は、横から覗くことができるニュートン反射式。
精密に天体を追尾できる本格的な架台に載せた望遠鏡に比べると、安価に大口径を得ることが可能です。

これまで私も、このドブソニアンを欲しいと思ったことがありました。
集光力を生かして、12等より暗い彗星捜索に使用できないかと考えたからです。
でも、結局は入手しませんでした。
というのは、安価に大口径が得られる代わりに有効最低倍率が高くなってしまうこと、口径が大きいために主鏡が気温に馴染むのに時間がかかり像が安定しないこと、さらに一番の問題は、形式上仕方ないのですが、架台が脆弱で天体導入や追尾がしづらいという欠点のためです。

このような理由から私は、ドブソニアンに対して「安価に大口径が得られるけれど使い勝手は良くない」という考えをずっと持ち続けていました。

ところが最近、続けて2回、あまり好きではなかったはずのドブソニアンを覗く機会があり、これまでの認識が大きく変わってしまいました。
というのは、ある人が購入したドブソニアンがあまりに高性能だったからなのです。

rui01.JPG

その人・・・ogawa嬢が購入したのは、口径25cmという、ドブソニアンにしては小さいもの。
まず、そのコンパクトさとセッティングの早さに驚きました。
コンパクトな大口径、のはずのドブソニアンが以外にかさばり、かつ光軸合わせなどを含めると、実はセッティングに手間がかかるというのがそれまでの私の認識だったからです。
でも、彼女の25cmは、車から出して観望可能になるまでわずか数分でした。

とはいえ、やはり肝心なのは星像です。
正直言って、車から出してすぐで鏡も安定してないし、焦点距離も短いから収差も多い、さほどの像ではないだろうと思って覗いたところ。
なんとなんと、木星が縞模様までくっきり。
アルビレオやペルセウス座の二重星団を見ても、非の打ち所がない星像。
アイピースとの相性もあるのでしょうが、収差の出やすい周辺でも像が崩れない。
架台もガタやブレがなく、コンパクトな割にすごく安定している。
おいおい、最近のドブソニアンってすごいじゃん。
思わず舌を巻いてしまいました。

ドブソニアン愛好者にとっては「何を今さら」と笑われてしまうかもしれません。
でも、使い勝手も像も悪いドブソニアンしか知らなかった私にとって、彼女のドブソニアンはとても新鮮な驚きでした。
思わず真剣に欲しくなってしまったほどです。

彼女の成功は、自分の背丈に合った25cmという小さめのサイズにしたことにあるのでしょう。
それ以上の口径では、鏡が気温に馴染むのに時間がかかる上に筒内気流も収まりにくい。
有効最低倍率も高くなってしまう。
そのあたりを考慮して、いたずらに大口径を欲しがらず25cmという口径に決めた英断を高く評価したいと思います。

写真は、私のフジノン15cmと彼女の25cmドブソニアン。
写真こそ撮れないものの、眼視では星雲・星団にも惑星にも月面にも万能、そしてお互いの天体導入の速さや天文学の知識も含めれば、まさに最強ペアですぜ。

あー、なんか長文になってしまいました。
望遠鏡に関心がない人にはスミマセン。
久々に望遠鏡を覗いて感動してしまったので・・・。

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コメント

こんにちは。
いつも大変お世話になります。
ドブソニアンですか...!
イケメンOさんの通称赤ドブ。花火の筒?を何回か覗かして頂きました。たしか口径は33でしたか?
土星を見せて頂いた時は、感動しました。

干場 一志

干場さん、こんにちは。
Oさんの赤ドブもよく見えますね。
カメラマンHさんのドブ(自作鏡)も見え味は良かったですよ。

こんにちは。

私のルイを褒めてくださり嬉しいです。
こんなこと言ったらルイにヘソ曲げられるかもしれませんが、
ドブは「おもちゃ」のつもりで買いました。はい、遊びのつもりでした。
値段もオトナのお小遣い程度で買えちゃうものですし。
もちろんそれなりに迷ったり考えたりはしましたけどね。
でも!今は本当に気に入ってるし、「ルイ」という名前もつけて可愛がっています。
ルイは料理に例えると、安くて美味くてボリューム満点!
ミシュランガイドもいいけど、そういうジャンルのも調査して欲しい~。

私を知っている人には「華奢なのに持ち上げられるの?」と心配されそうですが、
鏡筒も架台も、それぞれの重さは15kgないくらいですので、楽勝ですよ。
最近は慣れてきたのか、手に吸いつくように軽く感じます。「ひょいっ」って感じです。
運搬は、セダンの車のトランクに鏡筒はスッポリ入っちゃうし、
架台は後部座席に座らせて。あ、後部座席のシートベルト着用、少し守ってますよ(笑)。
設置も簡単だし、ますます活躍してくれそうです。

こんにちは。

そういえば「おもちゃ」のつもりで買うと言ってましたね。
私も「まあ、ドブだからねー」的なことを答えた気がします。
それなのに!
嬉しい誤算でしたね。
私もドブソニアンに対する認識が180度転換しました。
ドブソニアンユーザーの方、これまでごめんなさいでした。
それにしても、ルイ、いい子だ!

ルイを車から取り出して組み立てる手つき、なかなかどうして慣れたものですよ。
ルイが人間工学的にすぐれた形状をしていることもあるのでしょうが。
唯一の問題は、ずっと車に乗せておくことができないこと?(笑)

高価で高性能の望遠鏡はもちろんすばらしいですが、移動や組み立てが面倒で使用頻度が少ないのでは宝の持ち腐れ。
万一、遠くまで遠征して観測途中で曇ってしまっても、組み立て・撤収が簡単な機材であれば、さほどの落胆もありません。
使ってあげてこそ望遠鏡も喜ぶというものです。
ルイの活躍を期待してますよー!

松本さんこんばんは。
 そうでしたか。ドブはお嫌いでしたか-。知らなかった...
 Ogawaさん、ドブソニアンの仲間入り、うれしいですね~。私、最近ではドブ以外殆ど使っていません。子供会のお母様方には、土管と呼ばれ可愛がってもらっています。小学校低学年の子供らにも使わせていますが、位置が解っている対象なら教えなくても自分で勝手に導入しています。簡単手軽さが一番ですね。

Furukawaさん、こんにちは。
ドブ、嫌いというわけではなかったのですが、たまたま、あまり良くないものばかり覗いてたんでしょうね。
認識を改めましたので、私も一本、買うかもしれません。
いちいち赤道儀を組み立てるのは面倒。
観望には手軽でいいですよね。

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