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2009年09月24日

●白昼のアンタレス食

今日は、さそり座のアンタレスが月に隠される現象を観察しました。
月の通り道にあたっていることから、アンタレスはしばしば月に隠されます。
今日のアンタレス食は白昼でした。
月が細いと、1等星とはいえ白昼に見つけ出すのはけっこうしんどいのですが、今日の月齢は5.7でしたので見つけるのは簡単でした。

antares1.JPG

たまたま今日が休みだったので、何日か前から晴れていればアンタレス食を見ようと思ってはいたのですが、あれこれ家の用事を済ませているうちにすっかり忘れてしまい、気がついたら出現の15分前。
こりゃいかんと、2階のベランダに60mm屈折をセッティングしました。
暗縁潜入ということもあり、もともと潜入はあまり見る気がありませんでしたので、出現だけでも見られればいいなあと、気楽に望遠鏡を月に向けました。
うす雲がちょうど月の近くに停滞していましたが、明縁から出現したアンタレスを見つけるのは容易でした。

アンタレスは赤い星として有名ですが、白昼に見ると赤くは見えず白っぽい印象でした。
小さな望遠鏡で見ると、どの星も昼間は白か銀色に見えます。
これは集光力が足りないせいです。
ある程度以上の光量がないと、人間の目は色を感じることができないのです。
20cmクラス以上の望遠鏡に100倍以上の倍率をかけて見れば、アンタレスやアルクトゥルスは立派に?赤く見えます。

眼視で確認後、一応、写真も撮りましたが、雲があったこともあって写りは微妙。
処理してみましたが、心眼で見ないとわからないので掲載はしません。

写真は観望風景。
日食に持って行った望遠鏡なので、ファインダーが外したままになっています。
え?なんでファインダーが外してあるかって?
ファインダーのキャップを外したまま太陽を見ていて、髪の毛を焼いた経験がある人はけっこういるのでは・・・?

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コメント

こんにちは。

うわーん、その時間は真面目に仕事中?だったので見られませんでした。

集光力のお話。
これは、昼と夜の物の見え方にも置き換えられますよね。(肉眼という名の望遠鏡?)
昼間、私たちの目は色を識別する細胞が活発化していると。
それは、十分な光量があるから。
夜のように暗い所では、色よりも、明るいか暗いかを見る細胞の感度が上がる。
しかし、十分な光量がある1等星は、色が分かる。
さらに。
この明暗を見る細胞は、目の網膜の中心から外れたところにあるので、
暗い天体を望遠鏡で見るときは、少し逸らし目にしてみるのがいい、
という話につながっているんですね。

ファインダーを外しているのは、邪魔だからだと思っていましたぁ。
なにせ、ファインダーを使わないまっちゃんだから~。

ogawaさん、こんにちは。

夜、色がわかりづらいのは、仰るとおり光量が足らないせいです。
星雲の赤い色が見たいという方がいますが、やはり光量が足らないことと、肉眼の感色性が青や緑に偏っているために水素の出す赤い色は人間には見ることができません。
十分な光量があるM42などは、酸素の輝線が発する青緑色が眼視でもちゃんとわかりますね。(酸素の輝線あたりに肉眼の感度が高いこともあります)
明暗を感じる細胞(桿体細胞)は仰るとおり、網膜の周辺に多く分布しています。桿体細胞は明暗には敏感なものの、色はあまり感じません。
なので、逸らし目で見るとよく見えるものの、色はやっぱりわからないんですね。

ファインダーを外しているのは・・・。
そういう意味もあります。
基本的にファインダーは使用しないヒトなので。

アンタレス食、早めにお教えすれば良かったですね。
職場で望遠鏡を組み立てて・・・という状況が許されるのなら。
次回、昼間の現象の際には、思い切って会社で観望会を計画しちゃえば?
私が休みなら出前に行きますよー!

ファインダーでも髪の毛でもありませんが、接眼側キャップを溶かしちゃったことあります、95年の南アジア皆既日食で。01年のアフリカ回皆既日食では減光もしていない単眼鏡をうっかり覗き込むところでした。ここにあえて恥をさらし自身への戒めとします。もうしません。

おおのさん、こんにちは。

接眼側キャップを溶かす・・・。
多くのヒトがやりますよね。
減光していない単眼鏡をのぞき込む・・・。
これは怖いですね。
日食のときは慌てていますから、無意識のうちにとんでもない行動をしてしまいます。
私も気をつけなきゃ。

こんにちは。
コメント遅くなりまして申し訳ありません。
木曜は...!自分も休みでした。その時間はあのホーキングN博士と対談しておりました。アンタレス食!忘れちまってたー!
干場 一志

干場さん、こんにちは。

アンタレス食、忘れてた人は多いみたいですよ。
私も直前に思い出しました。
アンタレスは位置的にときどき月に隠されますから、いずれチャンスはありますよ。
星食といえば、数年前の昼間、スピカ食を見ました。

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