●月明の寒谷峠
昨夜は、揖斐川町西横山と坂内諸家を結ぶ「寒谷峠」に行ってきました。
この峠は、西天の彗星捜索によく行く場所で、標高660m、南から西が開けています。
視界はやや狭いのですが、旧藤橋村と坂内村の村境で人家は周囲にまったく無く、完全無光害の空が楽しめます。
また、夜間はほとんど車が通らず、安心してゆっくりと観測することができる穴場です。
今回は、珍しくあえて満月を狙っての星見行でした。
もちろん、通常行っている暗い天体の観測が目的ではありません。
そろそろ秋の気配が濃くなり始めた峠で、月明に照らされた静寂な山間のたたずまいを体感しようという意図です。
目論見はあたりました。
ススキの穂が揺れる峠には月の光が満ち、静寂に包まれた時が過ぎてゆきます。
薄雲が広がり始めた夜空は、快晴でない分、全体にレースをかけたように不思議な白さで、木星や夏の大三角がそんな淡く輝く夜空にコントラストを添えています。
虫の声以外、物音はまったくしません。
気温は半袖では寒い程度。
深い山特有の森の匂いが周囲に満ちて、満月の星見の魅力を再認識した一夜でした。

コメント
こんにちは。
寒谷峠。Yahoo!の地図では、そう書いてありますね。寒川峠…地元語!?
寒谷峠の近くに、瀬戸谷、山の谷、寒谷、そして夕日谷がありますね。
全部「谷」という文字がくっついていますが、地図を見る限り、小川の名前っぽいです。
ホントに、谷=川なんですねェ。
月明かりのある夜とない夜、また雲の有無で、夜の景色に変化があり面白いですね。
その様子をボーっと眺めるのは、飽きそうで飽きないものです。
光害のない場所の、夜の本当の姿。地球人として生きているからには、
それを時折、五感全てで感じ取りたいと思います。
Posted by: K.Ogawa | 2009年09月07日 11:38
こんにちは。
寒谷、の名前どおり、あの峠に行く林道沿いの渓谷は、夏でも冷え冷えとしています。
渓谷の名前には地域差があって、関東では「沢」、このあたりでは「谷」と主に名づけられています。
どちらも小川が掘り下げた渓谷なんですが、場所が変わると地名のつけ方も換わるのは面白いです。
ちなみに「村」のことを、関東から中部地方までは「ムラ」と読みますが、関西以西では「ソン」と読むことが多いようです。
天文台で有名な「佐治村」は、「サジソン」なんですね。
地名は面白くて難しい!です。
夜の景色というと、私たち星屋さんは、どうしても快晴で月のない晩しかイメージしませんが、夜の表情は月明の有無、天候によってほんとうに様々ですね。
「光害のない場所の、夜の本当の姿」。
良い表現です。
現代人は、夜のもつさまざまな表情、本当の姿を知りません。
夜という時間が醸し出す畏怖や恐怖、そして美しさ。
そうしたものを五感全てで感じ取るとき、人の心は何かを創造し、昨日より一歩、前進できるのだと私も思います。
Posted by: まっちゃん | 2009年09月07日 11:56
こんにちは。
お世話になります。
光害も無く、月明かりのみでの探索。さすが一流探検家ですね。うらやましい〜!
最近体調不良などでなかなか星観、できてません。
また、あのハイパー4cmで木星や土星を観察したいです。その時は、ご一緒に如何でしょうか?
干場 一志
Posted by: 干場 一志 | 2009年09月07日 18:00
体調不良ですか。お大事にしてくださいね^^土星はしばらく太陽の近くで見えません。
木星は見ごろですね。
惑星は大きな口径で見たいなあ。
Posted by: まっちゃん | 2009年09月07日 21:36