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2009年08月10日

●快晴の皆既日食!「雲の表情さまざま」

南方へ行くと、雲がとてもきれいです。
蒸発が盛んなために大気中の水蒸気量が多いこと、また、太陽高度が高く地表(海面)が受ける熱量が大きいために上昇気流が起こりやすいことから、雄大で変化の多い雲ができやすいのです。
今回の日食行でもたくさんの美しい雲を見ることができました。

yuukumo7.jpg

南海で美しいのは、やはり日没です。
船上からはとてもきれいな夕焼けを見ることができました。
いかにも南国の日没ですよね。
刻々と移り変わる空と海の色に、時の過ぎるのも忘れるほどでした。

purplekumo4.jpg

太陽が沈んだ西の空も綺麗でしたが、こちらは反対側、東の空のようす。
西の夕焼けが色あせる頃、東の雲が残照に照らされて、とても美しい赤紫色に染まっていました。
暮れてゆく海の上を低く海鳥が舞い、潮の香りをいっぱいに含んだ風が頬を撫でてゆきます。
このときは大勢の人が甲板で夕日を眺めていましたが、誰もが移ろう自然のさまに感嘆の声をあげていました。

亜熱帯の雲で面白いのは、ちょっと厚い雲だと、雲の下にスコールが降っているのがはっきりとわかることです。
写真は、父島のスコールが上がった直後のようすです。
島の上にかかっている黒い雲から、カーテンをおろしたように雨が降っているのがわかります。

simakumo5.jpg

スコールといえば思い出すことがあります。
高校生の頃、天文同好会のメンバーで伊豆七島の式根島に星を見に行きました。
私の人生でもっとも悲惨な観測旅行のひとつでしたが、そのときに痛切に感じたのが「島は星見に適していない」ということでした。
式根島には一週間滞在しましたが、まともに晴れたのは数時間でした。
昼間はよく晴れるのですが、夜はしっかりと曇ってしまうのです。
最初は理由がわかりませんでした。
太平洋高気圧に覆われているはずなのにどうして?と思っていましたが、明け方、明るくなってきた海上に浮かぶ島々の上だけに、傘のような雲がかかっているのを見て疑問が氷解しました。
平坦な海の上に突き出ている島の上空には上昇気流が発生します。
夜は気温が低いために、島の上に上昇した気流は冷やされて雲となり、夜間は島の上を分厚く覆ってしまうのです。

余談になりました。
式根島の悲惨な話はいずれ書きますね。
雲のさま、島々のさま、とにかくすべてが美しく好奇心をかきたてられた今回の船旅でした。


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コメント

こんにちは。

日食の日の日没時にみた雲、美しかったですね。
太陽に照らされたピンク色の雲は、海が穏やかだったので、海面にも映っていましたね。
雲のかたまりの中で、鳥が羽ばたいているような形に見えるものがありましたが、
覚えていらっしゃいますか?
(マーブルケーキといい、何でも何かに例えてしまう…)
私はあのピンクの巨鳥が一番感動しました。

やがて空の高いところにも日が当たらなくなり、ピンク色は灰色になっていきました。
太陽って、光の芸術家のよう。あんな凄い作品(?)、人間には創れませーん!
そして、保存ができない。日食も、そうですよね。
私の作った日食Tシャツは、人工物なのでカタチとして残せたわけですが。
天然ものは雄大だけどはかなく、人間は微かでしたたか。
そんな、人間の力では生み出せないものに惹かれる旅でした。

ogawaさん、こんにちは。

鳥が羽ばたいているような雲、覚えてますよ。
本当に夕暮れの海上を、巨大なピンクの鳥が飛んでいるようで綺麗でした。
綺麗、というより、あれだけ完璧な日食を見た直後でしたから、単なる自然現象というより、神様の使いのようにも感じられました。
あのときあの場にいた皆さんも、天の啓示に近いものを感じていたのではないでしょうか。
まさに神様に祝福された船旅でした。

太陽は光の芸術家・・・。
まさに仰る通りです。
天文現象も気象現象も保存ができないからこそ、人の心を打ち、鮮烈な記憶として残ってゆくのですね。
日食も、画像として残すことができるのはあの壮大な現象のほんの一部分だけです。
あのときの風や大気の肌触り、いっしょに黒い太陽を見上げていたみんなの会話、想い。
そうしたものすべてが心に清冽な風景を刻んでゆくのだと思います。

あの夕方に見えた羽ばたく巨鳥は、ふじ丸で黒い太陽をともに見上げた500人の参加者への自然からのメッセージだった気がします。

こんにちは。
お世話になります。
コメント遅くなり申し訳ありません。
昨日、このコメントを書いてましたら、電池切れになってしまいました。最悪です。真面目なコメント書いてる時に...!この、ドアホ携帯が!
さてさて、真面目なお話!曇にも沢山の種類があります。私たちがよく出会うのは、雨雲です。まれに、雷曇にも出会います。そして、台風や竜巻!
また、曇の上にも生命!生物!がいる、生活していると聞きます。そんな事ある分けない!あいつおかしいんじゃね〜!と思われるでしょうが、本当!実際はどうか解りませんよ!この地球にも、まだ未知の大地、地下世界がありますからネ!

干場一志

干場さん、こんにちは。
毎日、本当にいろいろな雲に出会いますね。
私は気象も好きなので、雲を見るのが毎日楽しみです。

雲の上に住む生物。
それは雷さまです・・・なんてことはなく、実際、成層圏にまでたくさんの微少な生物(ほとんどはバクテリアですが)が生息していることが確認されています。地中にも、非常に深い場所(マントル近く)まで多くの微生物が暮らしています。

木星には、水素とメタンの大気に浮遊している巨大生物の存在がまじめに考えられてますヨ。
鯨よりもずっと巨大な生物です。
また、その生物を狩る肉食生物がいるかもしれないという学舎もいます。
雲をつかむような話ではありますが、雲の上にも本当に生き物がいるのですね。

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