●天の川を見るなら15センチ双眼鏡
このところ、秋のような天気が続いています。
昨日は仕事を終えてから藤橋まで観測に行ってきました。
自宅から旧藤橋村横山までは車で30分ほど。
通いなれた道なので、さほど遠いとは感じません。
夕方はとても澄んだ空だったので、さぞかし綺麗な星空だろうと思っていたのですが、観測地に着いてみるとなんだかイマイチです。
北の空から絶えず雲が湧き、天の川こそきれいに見えるものの、お盆中に西美濃天文台近くで見たような透明感はありません。
まあ、観測には支障のない空でしたので、フジノン15センチ双眼鏡を組み立てて、西の低空から水平捜索を始めました。
さそり、いて、へび、へびつかいといった星座を舐めるように捜索します。
星雲・星団の多い天域なので、次々にさまざまな姿をした星雲・星団が視野に入ってきて退屈しません。
昨年1年間は、観測ができるような職場環境ではなかったため、このあたりの天域を見るのは久しぶりです。
メシエ天体を見れば懐かしいし、NGCやICナンバーの暗いものが入ってくれば嬉しいし、透明度はさほど良くないながら楽しい観測となりました。
M5、M22、M4といった大球状星団は25倍でも周辺がきれいに分解しますし、M8周辺を見れば、天の川と縦横に絡むガスのディテールがすばらしい迫力です。
いて座の天の川付近を見るには、15センチ双眼鏡に勝る機材はないでしょう。
ハイライトや微細な部分が潰れてしまう写真ではぜったいに見ることができない、生きた宇宙の姿を間近に見ることができます。
いくつか新しい星雲・星団をとらえることもでき、短い時間ながら実り多い観測になりました。
次第に雲が増えてきたので双眼鏡を片づけて帰路に就きます。
慣れというのはすごいもので、あのでっかい15センチ双眼鏡の組み立て・撤収にかかる時間はわずかに数分。
気分的には5センチ程度の小さな双眼鏡と同じ気楽さで持ち運んでいます。
「まっちゃんって細いのに力があるね」とよく言われますが、たぶん、昔から天体望遠鏡を運び、組み立てていたことによるものなんでしょうね。
望遠鏡って、筋トレにも使えるんですヨ。

コメント
こんばんは。
いつも大変お世話になります。
望遠鏡は体力勝負!これが分かるのは一握りの人でしょうね。ちなみに私はご存じの通りあのバカデッカイ黒い物体と赤道儀を...!干場 一志
Posted by: 干場 一志 | 2009年08月26日 00:50
こんにちは。
天文は体力ですよね。あとは根性と気合い。
体育会系の趣味だということを、多くの人は理解しませんね。
ただ、そこに知力も加わらないと楽しめないところがミソです。
天体や宇宙の知識、機材に関する知見、さらには環境や他の学問とのコラボ、市民との協働に至るまで。
クールに熱く。
天文の基本はこれです。
Posted by: まっちゃん | 2009年08月26日 08:37
こんにちは。
私も某施設のフジノン150を扱ったことありますして、本当に欲しいぐらい好き~。
でも、とても一人で運ぶ勇気はありませぬ…。
23日は、夕方は良かったのですが夜は△でしたね。ウチも同じです。
24日はとてもよい天気でしたので、自宅で双眼鏡を使って、
いて座を中心にM天体ばかりをたくさん狙い撃ちしました。
超肉眼派のウチの母に、双眼鏡でM8を自力で探せるようになってもらえました。
あと、望遠鏡で木星やアルビレオを見せて喜ばれたり、月を見せて怒られたりしました。
月は…「眩しいわい!」と。そんな、半月になってもいないのにねえ。
名古屋人からは「あなたの家は星がよく見えるねえ」と言われ、
岐阜人からは「あなたの家は星が見えないねえ」と言われるのですが、
その通り、中途半端なんですよね…。
Posted by: K.Ogawa | 2009年08月26日 11:41
ogawaさん、こんにちは。
フジノンファンは多いですね。
でも、なかなか購入するとなると二の足を踏む方が多いのも事実。
高いし大きいし重いし・・・。
女の子だと一人で扱うのは確かに難しいと思います。
架台までは組み立てることができても、架台の上に本体を載せるのが無理でしょう。
(まあ、私よりも力持ちの女性はいるかもしれませんが、ogawaさんは難しそうです)
24日は本当にいい天気でしたね。
星を見よう!と思っていたのですが、仕事が遅くなったのと、10月に行う月見と音楽会の打ち合わせを仕事が終わってから23時前までやってましたので見られませんでした。あんなに透明度が良かったのに(泣)!
ogawaさんのお母様にフジノンで星雲・星団を見せてあげたいですね。もちろん、空の暗い場所で。
Posted by: まっちゃん | 2009年08月26日 17:25