●今日は冬型の雨
今日は冬型の天気となり、自宅のある岐阜県大野町でも冷たい雨が降っています。
明日は宿直で藤橋まで行かなければならないので冬型が解消してくれないかな、と天気予報を見たら、この冬型は今日いっぱいのようでした。
岐阜県は、若狭湾と三河湾にはさまれた、本州が細くくびれた部分に位置しています。
日本海側と太平洋側を画する山脈も低いために、弱い冬型であれば晴天となるのですが、
少し冬型が強まると山を越えて日本海の雪雲が流れ込み、太平洋側に近い美濃地方でもとたんに雪になってしまいます。
もちろん美濃地方でも北へ行くほどその傾向は顕著で、例えば私が自宅から車で福井県との県境に近い藤橋の天文台へ行く場合、こんな感じです。
自宅付近・・・快晴
旧揖斐川町・・・曇り時々雪
旧久瀬村・・・雪(積雪20センチ)
旧藤橋村・・・強い雪(積雪40センチ)
天文台付近・・・激しい雪(積雪60センチ)
徳山ダム付近・・・激しい雪(積雪1メートル以上)
通常の冬型でこんなところですから、強い冬型になると急藤橋村で積雪60センチ、天文台付近で1メートル、徳山だと2メートルほどになります。
冬、自宅から北西の山を見ると、真っ黒な雲がべったり山に覆いかぶさり、その雲の下は白くかすんで、雪が降っている様子がわかります。これほど短い距離で劇的に天候が変化する場所はそうそうないだろうと思います。
生まれ育った東京では、こんなことは考えられませんから、思えば面白いところへ移住したものではあります。
東京では、雪は美しいもの、はかないものでしたが、岐阜県の山間部では違います。
雪は恐ろしいもの、始末に負えないものです。メレンゲのように甘く繊細な東京の雪に対して、こちらの雪は除けても除けても堆積し続ける膨大な量の土砂、と例えれば良いでしょうか。それが凍結すれば、スコップも歯が立たないコンクリートの塊に変わります。
星空の美しい天文台付近でも冬場は連日の雪となり、たまさかに晴れた晩があっても帽子のように降り積もった雪で天文台のドームは回らず、一面の深雪に覆われた地面には望遠鏡を設置する場所もありませんから、冬場は観測もお休みとなります。
今年は暖かですが、冬はこれからが本番。
この冬の雪はどの程度でしょうか。
写真:天文台への道路を埋めた雪崩
