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2008年12月22日

●詩「てのひらの中の宇宙」

「私ね、宇宙を持ってるの」
彼女の笑顔は陽だまりのあたたかさ

「ほら、ね?」
ひろげたてのひらに
遠く
紫の宇宙
幾千の星のまたたきのなか
遥か
僕の知らない星雲が光っている

「もう、おしまい」
彼女はてのひらを閉じて
「今のはね、アンドロメダ星雲から見た銀河系」
僕を見つめてにっこり笑うと
「ね、私、アイスクリームが食べたい」

公園のベンチでアイスクリームを食べながら
僕らは
宇宙開発について話した
ロケット工学に
彼女はとてもくわしい


☆手に触れることができないはずの宇宙が、ふと開いた手のひらの上にあったなら、とても素敵だと思います。あくまで涼しげな女性の手のひらにあってこそいいのであって、むくつけき中年男では願い下げであることはもちろんです。

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