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2008年12月20日

●九州寝台特急が廃止

 3月末で、とうとう東京~九州間の寝台特急が廃止されることになりました。
 私は、ここ10年ほどは仕事や家庭が忙しく、なかなか旅行にも行けないものの、若い頃?は全国各地へ寝台特急を利用して旅していましたから、今回の廃止決定には感慨深いものがあります。
 しばらく前からいずれは廃止されるだろうなとは思っていましたが、とうとうそのときが来た、という感じです。
 以下の文章は、数年前にある鉄道雑誌に書いたものです。結局、なんら改善はなされないまま廃止になってしまいました。
 寝台特急の利便と旅情を愛する私としては、寂しさを禁じえません。
 以下、雑誌に書いた文章です。

      ☆ ☆ ☆ 

 10数年ぶりに九州方面ブルートレインに乗った。「はやぶさ・富士」のB寝台である。
 岐阜から乗車したのだが、まずは意外な乗車率に驚いた。私が乗った車両は、上下段ともほとんどの寝台が埋まっていた。「さくら・はやぶさ」が廃止されたために乗客が集約されたのかもしれないと思いながら洗面に行く。

fujisyanai1.jpg

 とたん、懐かしさと切なさがないまぜになった感慨にとらわれる。昔ながらの白い陶器製の洗面台。押し続けていないと水が出ないシンク。
 寝台に横になる。こんなに揺れが激しかっただろうか。こんなに走行音がうるさかっただろうか。車両の端の寝台だからか。それとも車両の経年劣化のためだろうか。以前「さくら」に乗車した際には、滑るような乗り心地に感心したものだったが・・・。
 狭い寝台で不眠と懐旧を噛みしめながら、ふと気づいた。現代の洗練されたサービス水準にいつのまにか慣れた体にとって、寝台列車のサービスは許容レベルを遥かに下回っているのだと。
 汽車旅派を自認している私ですらそうなのだ。個室はともかく、開放型のB寝台は選択の対象にすらなりえないに違いない。
 もはやタイムリミットである。遮音と震動対策に優れた個室主体の車両を新造するか、現在の開放型寝台すべての料金を大幅に値下げするか、どちらかの選択しかない。
 睡眠中に移動できるというメリットは大きく、需要はかならずある。JR各社の英断を望みたい。

写真:寝台特急「富士」のB寝台車

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コメント

 やはり噂通り次のダイヤ改正で廃止です。寝ている間に移動できる良い手段なんですが、列車の更新&寝台料金を安くするなどの対策をしなかったのが客離れの原因ですよね。マニアとして古い車両が走ってくれるのは嬉しいことですが、いざその車両で長距離移動をしいられるとなるとちと辛いかも...と思います(^^;

せめて料金を安くしてくれれば良かったのですが、いずれにしても採算は取れなかったでしょうね。せめて、まだ存続している関西~九州間、上野~東北・北海道方面の寝台特急にがんばって乗らなきゃなあと思っています。そうそう、料金という面では、特急から急行に格下げ?してもいいかもしれません。現状の設備で特急を名乗るのはちょっとおこがましいと思いますし、少しでも安くなれば利用者も増えるのではと・・・。

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