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2008年12月03日

●見上げた空に流れ星

何日か前、寝る前に空を見上げたとたんに流星を見ました。
冬の代表的な星座である「オリオン座」が南東の空に高く昇っており、流星はそんな
オリオン座のすぐ下にある「うさぎ座」に出現したのでした。
明るさは3等ほど、経路を逆にたどると「おうし座」のヒアデス星団付近から放射したようです。そろそろ活動も終息を迎える「おうし座流星群」の流星でした。

「私、流れ星って一度もみたことがないんです」
あちこちで星の講演をしていると、そんな声をよく聞きます。
流星って、そんなに見にくいものなのでしょうか。

流星の出現数は、春は少なく、夏から秋にかけて多いのが特徴です。
流星は、毎年決まった時期にたくさんの流星を飛ばす「流星群」に属するものと、そうでない「散在流星」に分けられますが、春は活発な流星群があまりなく、散在流星も少ないために、全体として見られる流星数が少なくなります。
春は平均して1時間に5個以下しか流星を見ることができません。

これに対して夏は散在流星も増加し、流星群も活発なものがいくつも重複して活動します。毎年、お盆の頃に見られる「ペルセウス座流星群」などは、空気の澄んだ場所ならば1時間に100個近くの流星を飛ばします。平均しても1時間に20個程度は見ることができるはずです。

秋も、さほど大きな流星群はないものの、やはりいくつもの流星群が重複して活動しますから、1時間あたり15個程度は見ることが可能です。

冬は、12月の中旬に活動する「ふたご座流星群」が白眉でしょう。私は以前に、1時間に130個ほどの出現を観測したことがあります。

ということは、流れ星をたくさん見たいという方は、春より夏から秋、そして大きな流星群の極大日(もっともたくさん出現する日=概ね毎年決まっています)を選んで夜空を見上げることが大切ということですね。
もちろん、雲が多かったり明るい月が出ている晩にはあまり流星は見えません。街灯やネオンサインがピカピカの都会でも見えにくいことはもちろんです。

「じゃあ、今月のふたご座流星群に期待だね」と思われた方。
残念ながら今年のふたご座流星群は満月が一晩中、煌々と夜空を照らしています。
眠さと寒さをガマンできる方は、明けて1月4日の明け方に見られる「しぶんぎ座流星群」をご覧になると良いですよ。田舎で見れば、1時間に50個以上の流星を数えることができます。
この流星群については、またこのブログでもご案内しますね。

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