●ピカピカの夜
昨日、一昨日は良く晴れて、仕事からの帰路、東に満月、南西に木星と金星が、それぞれピカピカに光っていました。
透明度が良かったこともあって月も木星も金星も非常に明るく、ともすれば夜空にはこの三つの天体しか存在しないのではないかと思うほどでした。
これだけ明るいと、一般の方の目にもとまるようで、職場でも「昨日はすごく月がきれいだったね」とか「西の方に見える明るい星はなに?」などと何人かから訊ねられました。
考えてみれば、今のように街明かりが溢れていない数十年前までは、夜を彩る光といえば月と星しかなかったのですね。だからこそ日本でも外国でも、天体にまつわるさまざまな言い伝えや神話が語り伝えられてきたわけです。
その頃の人たちにとって、正体不明でありながら美しく輝く月や星は、畏怖と憧れの入り混じった対象だったのでしょう。
科学が進み、月や星がどのような天体なのか、今ではたいていの人が知っています。
夜の街は明るく便利になり、闇を恐れる人など先進国では誰もいなくなりました。
でも、星空を見上げなくなった人々の心は満たされているでしょうか。
科学が進み生活が便利になった分、人々は大切なものを失ってしまったような気がします。
年に一回ぐらいは、日本中で街明かりを消して、星空を見上げる日を作ってみてはどうかなどと思います。
