●星景写真はロケハンが命
百武彗星とヘール・ボップ彗星の話題を続けて書いたので、その勢いで今回もヘール・ボップ彗星のことを・・・。
写真は、ヘール・ボップ彗星の最盛期に、プラネタリウムのある藤橋城を前景に撮ったものです。ずいぶんと多くのメディアで使われた有名な写真です。
この写真を撮る際は、それなりに事前の調査を行いました。
藤橋城を中央に配して、彗星とプレアデス星団を左右に振り分けた絵が欲しかったので、彗星とプレアデス星団の位置関係は星図であらかじめ確認、また、山や立ち木もきれいに配置したかったので、昼間のうちに周辺をロケハン、夜間の星空と景色を頭の中でシミュレーションしながら、揖斐川の河原の一角を撮影地に定めました。
また、藤橋城周辺は夜間照明がないので、藤橋城へ上るスロープの下に車を停め、車のライトでお城を照らし出すことにしましたが、ヘッドライトでは明るすぎるのでスモールライトだけでライティングすることにしました。
という準備を経て撮影したのがこの写真です。
この写真に限らず、いわゆる星景写真を撮る際には現場に行って構図一発、というわけにはなかなかいきません。
事前に調査をしておかないと、特に夕空の彗星のように西に低い天体は、構図が決まらないままおろおろするうちに沈んでしまったというミスを犯しがちです。
もっとも、私の過去の失敗例で、事前にロケハンしておいた場所へ夕空の細い月を写しに行ったら、その場所が工事中で入れず、結局撮影できなかったということもありましたので、事前に調べておけばすべてうまくいくというわけでもないのですが・・・。
