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2008年09月23日

●詩「Street117」

東を向いた街角で
この通りは
異次元へと続いているらしい

視線と並行に
くっきりと断ち切られた夜空の向こう
沈んだ輝きを投げて見知らぬ星雲が横たわり
いつか
僕の影すら異星の気配に変わっている

ただ一人
通りを横切った老人が
しおり戸をくぐるようにこの街から歩み去った後

Street117
遙か遠く
廃墟となった僕の感覚

月の冴えた街路に
静けさのみたたえて
恨むような白骨が散乱している

(詩集「僕といるかのいる海辺」より)


*Street117って、どこにあるんでしょうか。
どこの街にもあるありふれた通りのようですが、今夜は特別な現象がこの街路をすっぽりと覆っているようです。
「ゆうれい」「ミイラ」に続いて今回は「白骨」の登場。
いかにも有機物、という感じのミイラと違って、白々と月光に照らされた白骨は、星の輝きに似て、無機の存在感をいっそう鮮やかに主張しているような気がします。

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