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2008年07月22日

●夏の月

何日か前、寝る前に夜空を見ると、熱帯夜にふさわしく赤味を帯びた丸い月がどんよりと光っていました。

月といえば、夏と冬ではかなり印象が異なります。
注意深い方は気づいているかもしれません。
夏の月が夜空の低いところを渡っていくのに対して、冬の月は冴え冴えと頭の真上で輝きます。
天球上で月の通り道のことを「白道」と読んでいますが、夏は白道が低く冬は高いのです。
夏の月がどんよりと暑苦しげに見えるのは、もともと水蒸気量が多い季節であることに加えて、大気中の塵埃や水蒸気の影響を受けやすい低い位置に見えるためですし、冬の月が冴え冴えしているのは、もともと大気中の塵埃や水蒸気が少ない季節であることに加えて、それらの影響を受けにくい高い位置に見えるからです。

ですから、同じ月でも季節によって印象が大きく異なります。
私は、夏の満月を見ると、ホットケーキを連想してしまいます。
また、冬の満月を見ると、磨きこまれた鏡やガラスを想像します。

「へえ、季節によって月の高さって違うんだ」
そう思った方は、ぜひご自分の目で夏と冬の月を見比べてみてくださいね。

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