●夏の夜空を見よう!
梅雨が明ければ、夜空は夏の星座でいっぱいです。蒸し暑い夜には、夕涼みを兼ねて星空に親しんでみてはいかがでしょうか。夜の風を感じながらのんびりと星空を見上げるひととき・・・最高に贅沢な時間かもしれません。そんな星空を楽しむためのノウハウと、この夏の注目現象をご紹介します。
■ 月あかりと街あかりは大敵
とはいえ、実際の夜空で星や星座を探すのはなかなか難しいもの。当り前のことですが、天気の良い日を選びましょう。月あかりのない晩を選ぶことも重要です。この夏は8月2日が新月ですから、その頃が星空を楽しむチャンスということになります。周囲に明かりが少なく、視界の良い場所を昼間のうちに探しておきます。
月がなく快晴の晩であっても、街灯やネオンが溢れた街中では暗い星が見えません。できれば山や高原へお出かけになると、降るような星空に出会えます。
■ 1等星を見つけよう
星座を形づくる星のうち、もっとも明るい星のことを1等星といいます。空の明るい街中でも、1等星なら見つけることができます。
すっかり暗くなった時刻、東の高い空を見上げてみましょう。三つの1等星が描く大きな2等辺三角形が「夏の大三角」です。一番高い位置にあるのが織姫星として知られる「こと座」のベガ。三角形の頂点に光るのが「わし座」のアルタイル、彦星です。もうひとつが「はくちょう座」のデネブといいます。南の空低くに光る赤い1等星は、夏を代表する星座「さそり座」のアンタレス。西の中天に輝くオレンジ色の1等星は「うしかい座」のアルクトゥールスといいます。
「夏の大三角」から「さそり座」にかけて天の川が流れており、空の暗い場所では素晴らしい眺めですが、街の中ではほとんど見えません。双眼鏡や望遠鏡で天の川を見ると、無数の星が集まっていることがわかります。
■ 流れ星を見るチャンス!
お盆の頃、年間で最も活発な流星群であるペルセウス座流星群が活動します。今年は月齢が11、真夜中を過ぎれば月明かりのない空で観察ができます。良く晴れていれば街中で一時間に20個程度、山間部では一時間に50個以上の流れ星を数えることができそうです。最もたくさん見えるのは、13日の午前2時頃から午前5時頃まで。北東の空から放射状に流れ星が飛び出します。時には「火球」と呼ばれる非常に明るい流れ星も出現します。
視界の良い場所で横になって見ると良いでしょう。この流星群を見るためだけでも、山や高原へ出かける価値はありますヨ。
初出:「西美濃わが街」2005年8月号
今年の月齢等に合わせて一部書き換え。
写真:ペルセウス座流星群の火球。地面が照らされるほどの明るさでした。(撮影:東大和天文同好会)
