●星の大きさはどのぐらい?
観望会で星を見て貰っていると、「星って地球よりも大きいのですか」とか「太陽と地球はどちらが大きいのですか」とよく聞かれます。
以前、星の大きさについて旧藤橋村の広報紙に書いた文章がありましたので以下に再掲します。
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夜空に輝くたくさんの星。目で見ると小さな光の点に見えますね。
もちろん、星の正体は針の穴のような光の点というわけではなく、地球や太陽と同じような大きな球形をした天体です。
では、それぞれの星は一体どのくらいの大きさがあるのでしょうか。
■恒星と惑星
夜空に輝く星には、大きく分けてふたつの種類があります。ひとつは太陽と同じく自分自身で光り輝いている恒星、もうひとつは地球と同じく恒星の周りを回っている惑星です。恒星と惑星を比べると、一般的には恒星の方がはるかに大きく、太陽系の惑星の中でいちばん大きな木星でも地球の11倍、太陽は地球の109倍の直径をもっています。
■恒星の大きさ
恒星、というと難しそうですが、星座を作る星はみな恒星です。地球は、そんな恒星のひとつである太陽の周りを回っているのですね。
地球の109倍の直径をもつ太陽はとても大きく思えますが、恒星の中では小さ目の部類に入ります。
星占いで有名な「しし座」のレグルスという1等星は、太陽の4倍弱の直径です。
レグルスはまだ小さい方で、夏の代表的な星座「さそり座」のアンタレスは、太陽の230倍の直径をもち、冬の代表的な星座である「オリオン座」のベテルギウスにいたっては、太陽の550倍の直径があります。
もちろん太陽より小さな恒星もあり、シリウスとペアになってお互い回りあっている「シリウスの伴星」は、地球の2倍弱ほどの直径しかありません。
肉眼や小さな望遠鏡では見ることができませんが、最近では木星の10倍程度の直径をもつ「褐色わい星」という天体も見つかっています。自ら光り輝くことこそありませんが、通常の惑星にも分類されない「恒星と惑星の中間」の天体として注目されています。
初出:「広報ふじはし」2001年10月号
