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2008年06月17日

●江の島で洞窟探検

先週末、東京へ行った折、小説の取材で江の島へ行きました。
その際、前から気になっていた「岩屋」という洞窟を見学してきました。
地学系の学芸員資格を持つ私は、あちこちの鍾乳洞を見物するのが趣味の一つなのですが、この洞窟は波の侵食で作られた海食洞、地学的興味の対象としてはあまり面白いものではありません。
それでも入った最大の理由は・・・「涼みたかったから!」。
この日の江の島は真夏を思わせる暑さで、おまけに渋谷の駅前のような人出。
とにかくあまり人のいない涼しい場所へ避難しようと500円也を払って入洞したのですが・・・。

iwaya1.JPG

実はこれが予想外のヒットでした。
洞窟は2本あり、両方とも入ることができます。
ちょうど二人並んで歩ける程度の広さの洞窟は意外なほど長く、石灰洞ではないので鍾乳石などの二次生成物は見られないものの、観光洞にしては照明が暗く、いい雰囲気。

不思議なのは、波の侵食によってこのような細長い洞窟が作られたプロセスです。
岩体に断層や割れ目があるとそこから侵食が進むことは理解できますが、それにしてもふたつの岩屋はそれぞれ152mと112mもの長さがあります。
それほど深くまで波が押し寄せ岩を削ったということも信じられませんが、ふつうに考えれば開口部に近い部分ほど大きく侵食されそうなのに、ふたつの岩屋は入り口から最奥部までほぼ同じ口径なのです。

当初は単に涼を求めて入ったのですが、これからは鍾乳洞以外の洞窟にも足を踏み入れてみなければなあと思わせられた江の島岩屋でした。


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