●好きな作家もう二人
今回も、私の好きな作家について。
今年、その作品が映画化されて注目を集めている作家といえば・・・。
そう、「ダイブ」の森 絵都さんです。
森さんは1968年生まれ。
「リズム」でデビューし、それからは発表した作品のほとんどがさまざまな賞を受賞しています。
当初は、中学生から高校生を対象とした作品を書いていましたが、次第に大人の読者が増え、現在では年齢を問わず幅広いファンを獲得しています。
私よりは年下ではありますが、それでも年齢的には立派な?大人。
なのに、その感性は少しも鈍っていません。
あさのあつこさんや藤野千夜さんとはまた違った視点で、10代の心を鮮やかに描いています。
たおやかなルックスと文体ながら、世界の辺境を旅して歩いた強靱な肉体と精神を持った方です。
もう一人、もはや実力派中堅作家と位置づけられそうなのが梨木香歩さんです。
この人の感性は非常に日本的です。
日本的、という定義は何かと問われれば返答に窮しますが、「りかさん」や「家守奇譚」などの作品を読むと、日本人ならではの自然観やものごとの見方を感じ取れる気がします。
外国暮らしが長かったことが、こうした感性を養ったのかもしれません。
八百万の神ではありませんが、生物・非生物を問わず、すべての存在に生命があるという視点は、私の大いに共感するところです。
オススメは「西の魔女が死んだ」と「りかさん」です。
どの作品もすばらしいのですが、この2著を読むと、この作家の輪郭を把握できると思います。
