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2007年11月05日

●一人の天文台

一人で星を見るのが好きです。
もちろん、親しい星仲間たちとワイワイやりながら見るのも良いのですが、星見の基本はやはり一人だといつも思っています。
とはいえ、別に人嫌いというわけではありません。ただ、心を研ぎ澄ませて星のきらめきと対峙するには、どうしても孤独でなければならないと思うのです。

domeHolmes31a.jpg

天文台でも、観望会で大勢のお客さんといっしょに星を見るのは楽しいものです。
そういう時には心をハイモードに切り替えて、高揚した気持ちで対応しています。
そして、お客さんが全員帰った後には、心はローモード、というべきか、孤独モードにチェンジします。
一人きりで60㎝望遠鏡を操り、観測・撮影プログラムをこなしていくひととき、聞こえるのはパソコンや望遠鏡の制御システムがたてるわずかなノイズだけ。
時折、日周運動に合わせてドームが回転する音だけが時の経過を告げてくれます。
静まりかえったドームの中で過ごす時間は、思いのほか早く過ぎてしまいます。

一晩中、星空の下で過ごせれば良いのですが、そこは私もそれなりに忙しい現代人。
翌日の仕事を考えると、ある程度の時間でドームを閉めざるを得ません。
仕事や種々の雑事を気にせず、心ゆくまで星を見ることができるのはいつのことでしょうか。

写真:60㎝望遠鏡とHolmes彗星

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