●こんな彗星、見たことない! 17P/Holmes
テレビでも報道されていますが、地球から非常に遠くにあって、予報では17等星という、大望遠鏡を使っても見ることが難しいHolmes彗星というほうき星が爆発的に明るくなっています。
そんなHolmes彗星を、昨夜、奇跡的な雲の晴れ間から見ることができました。
天気予報では曇り時々雨だったのですが、部屋で読書をしていたところ「今、晴れているから見なさい」という天の啓示?があり、外に出たところ快晴!
小望遠鏡でも恒星状というネットの情報でしたが、何となく見える気がしたので7×40双眼鏡を向けてみると、ペルセウス座α星の下、というか北西に、明らかに恒星とは違う天体を発見、速攻で15cm双眼鏡を組み立てて見ると、何とまあ、こんな彗星あるんだろうかという奇妙な姿。
視直径は2分ほど、強い中央集光を囲んで滲んだ球状の輪郭があり、外縁は普通の彗星のようにバックグラウンドにぼんやり溶け込んでいくのではなく、かなりのコントラストで浮き出して見えます。土星状星雲という惑星状星雲がありますが、イメージは彗星というより惑星状星雲そのもの。
しかも特筆すべきはその色です。通常、彗星は青白いのですが、この彗星は非常に黄色い! 第一印象は「卵を使ったお菓子」を連想しました。
大量のダストを一度に放出したためなのでしょうが、こんなに黄色い彗星を見たのは、30年間の観測生活を通じて初めてです。
カミさんと娘、それに猫もいっしょにワイワイ見ているうち急速に雲が広がりました。
イメージについてばかり書きましたが、光度は2等台です。すぐ近くにペルセウス座α星がありますが、それよりはやや暗く、カシオペヤ座のWの一番暗い星よりは明らかに明るいというところ。もちろん肉眼でよく見えました。ただし、尾は見えません。
今後の経過は予想できませんが、放出されたダストが急速に広がるとともにコマが大きくなって、尾はないもののそれなりに立派な姿が期待できる可能性があります。
ただ、全国的に悪天候が予報されているので、見るチャンスが少ないかもしれません。
都会地でも見えますが、双眼鏡では恒星との判別が難しいかもしれません。星を見慣れた人であれば、難なくわかりますが。
100倍以上の倍率で見てみたい彗星です。

コメント
急速に回復した、月明かりのまぶしいなか、32cmと10cmで見ました。視野に入って来るなり、予想と全く違った姿に、これは何なんだ?と思わず声が出てしまいました。
Posted by: furukawa | 2007年10月27日 22:33