●「はさかけ」
夏がずっと続いているような今年ですが、気がつけば、あちこちで稲刈りが始まっています。
旧藤橋村西横山では、刈り取りした稲を「はさ」にかけて干している光景に出会いました。
昔は、こうして稲を干すのが当たり前でしたが、今では刈り取りから脱穀まで機械で済ませてしまうことがほとんどですから、こうした光景に出会う機会はなかなかなくなってしまいました。
この田圃では、まだ稲作を行っていますが、周辺の田圃や畑は過疎が進んで、次第に荒地となりつつあります。
訪れる人もない田圃の周囲では、とんぼが舞い、バッタやカマキリが道路を横切り、秋の静寂だけが満ちていました。
山間の田圃は、モリアオガエルやサンショウウオの貴重な生息地となっています。
別の場所ですが、やはり藤橋地内で昨年まで田圃を作っていた場所が、今年は耕作を行なわず、一面の草原となっていました。
その場所でも、毎年たくさんのモリアオガエルが産卵をしていました。産卵場所を失ったモリアオガエルは生息できなくなるでしょう。
過疎化の波は、生物の生息にも大きな影響をもたらしているのです。
