●中秋の名月
昨日は、中秋の名月でした。
久しぶりに快晴の名月、ようやく秋めいて涼しい夜風に吹かれながら、家族でお月見を楽しみました。
昨夜の名月をご覧になって、おかしいな、ちょっとだけ欠けてるぞ、と思った方もいるかもしれません。
そう、昨夜の名月は月齢13、満月の2日前でした。正しい満月は明日の晩ということになります。
中秋の名月は、旧暦でいう秋(7月から9月)のちょうど真ん中の日である8月15日に見える月のことをいいますが、新月の瞬間から満月の瞬間までが正しく15.0日でないこと、月の軌道が楕円であることなどの要因から、毎年の名月が完全な満月になるとは限りません。月齢にして1日か2日程度ずれることはよくあります。
また「仲秋の名月」と表記されることもありますが、秋の真ん中である旧暦8月15日の月という意味からは「中秋の名月」が正しい表記です。「仲秋」では、旧暦の8月全体を示す表記となってしまいます。
昨夜は、ファミスコと双眼鏡、それに肉眼で眺めていました。
やはり肉眼で見るのがいちばん綺麗で、じっくり見ると、嵐の大洋に白く輝くコペルニクスやケプラー、アリスタルコスといった光条クレーターも確認でき、肉眼も案外高分解能だなあと感心してしまいました。満月はやたらと明るいので、瞳孔が絞られることによりシャープネスが向上するのでしょう。
ファミスコは、さすがに明るい対象の月だと色収差が目立ちました。暗い星を見ている限りではほとんど気にならないのですが。
北東の低空には早くもカペラが昇り、暑い暑いといいながら、季節が確実に動いていることを実感した昨夜の名月でした。
