●暮れそうで暮れない黄昏時に
6月29日は、関ヶ原青少年自然の家での観望会でした。
朝から水蒸気の多い天候でしたが、夕方からは次第に青空となり、児童30人ほどを対象に望遠鏡3台を出して観望会を行いました。
この時期、困るのが日没時刻の遅さです。19時を過ぎてもまだ日が沈まないのです。
それでも、スケジュールの都合でどうしても20時30分までには終了したいとのことだったので、早めに望遠鏡を組み立て、ちょうど20㎝反射、15㎝屈折、15㎝双眼鏡と異なるタイプの望遠鏡が揃っていましたので、星が見え始めるまで望遠鏡の説明をしました。
ようやく日没となりましたので、今度は一番星探しです。
子どもたちがまず見つけたのは、夕空に低い三日月でした。
お次は南天の木星・・・なのですが、これはかなりばらつきがありました。早く見つける子といつまでも見つからない子の差がかなり激しいのです。
これは、視力の差というより、目のピントが無限遠になかなか合わせられないためのようでした。昼間の金星もそうですが、近くに雲や月があると、ぐんと見つけやすくなるものです。
二番星、三番星と見つけてもらったところで、望遠鏡を覗いてもらうことにしました。
それでも、北極星はまだ見えないので、極軸合わせは全くのカンです。これまでに何度もお邪魔している場所なので、北極星が見えなくても概ね北の方向はわかります。
(北極星が見え始めてから確認したら、1度以内に正しく向いていました)。
でも、これが初めての場所だったら、なかなかこうはいきません。子どもたちを集めた観望会では、前後のスケジュールの関係で、往々にして日没直後から始めざるを得ないことが多く、過去に何十回となく同様の経験をしています。
こうした場合、長年星を見てきて培われた動物的カンが頼りになります。風の匂い、空気の重さなど、数値や言葉にできない第六感を駆使して北の方角を識るのです。
そんな非科学的な、と思われるかもしれませんが、これがけっこう当たります。
35年の星見生活は、現代人が忘れてしまった原始的感覚を研ぎ澄ましてくれたようです。
この日、一番人気だったのは、三日月でした。
シーイングが非常に良かったため、20㎝反射で見る月面は恐ろしいほどでした。
時折、蛍も飛んで、子どもたちにはとても思い出に残るひとときとなったようです。

コメント
観望会お疲れ様です
確か出張観望会は有料でしたが、
いくらくらいいるんでしょうか?
興味があるところです。
さて、月はやっぱり人気がありますね
導入天体がないときの「困ったときの月」
でもありますし、なかなか奥が深いものが
あります。
今は、薄明が終わるのが遅いので
セッティングは大変ですね、今はコンパグラスを使って北を探しています。
明るくてレーザーポインターも使えないです
し、結局最初は月と一番星探しとなります。
関が原というと、藤橋村から距離があるんでしょうか?こちらからは安八に行くより近そうですが、一度手伝いに伺いたいものです
Posted by: 生川雅章 | 2006年07月07日 03:01
生川さん、ありがとうございます。
出張観望会の料金設定はありません。というのは、条例に規定がないからですが、依頼先の懐具合で「謝礼」をいただいて歳入に充てています。ですから、金額はまちまちですね。
「一銭もナシ」という場合も稀ですがありえます。
関ヶ原までは藤橋から2時間弱です。慣れましたが、けっこう距離があります。
一度機会がありましたら、お手伝いとは言わず、覗きにきて下さい。またお誘い申し上げます。
Posted by: 松本幸久 | 2006年07月07日 11:31
こんばんは、2時間ですか
それは、大変ですね。
去年まで名古屋市科学館で
天文ボランティアをさせてもらっていましたので
大体、2時間位かかりますが、それは土日のことですが、結構きつかった記憶があります
安八まで1.5時間弱ですが、平日の金曜日
開催しますが、早めに出るなどしないと
間に合いません。準備etcを考えると
移動時間+1時間は欲しいですね
でも、実際四日市でも、安八でも
移動時間+20分というのが現実ですが
是非ご連絡お待ちしています。
飛んでいきますから。
Posted by: 生川雅章 | 2006年07月07日 23:27