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2006年05月08日

●長い連休が終わりました

長い連休がようやく終わりました。
え? とうとう終わってしまった、つまらないなあ、じゃないのかって? 
とんでもありません。公開天文施設の職員にとって、5月の連休と8月のお盆はまさに書き入れ時。年間で最もお客さんが多い時期です。いつ体力と気力の限界がくるかと思いながら、毎年この時期を過ごしています。
西美濃プラネタリウムは、30分間の番組全編が生解説プラス手動操作。連休期間中は、二人の職員で1日に5回、投影を行ないます。
投影時間以外は、カウンターでチケットの販売、屋外と館内への案内放送、併設している歴史民俗資料館との連絡等に追われ、うっかりすると食事もとれません。運良く食事ができたとしても、食事時間は5分から10分程度、事務室の片隅で味わう余裕もなく手早く済ませます。
このように分刻みのスケジュールで動きながら、投影中はあくまでゆったりと、ロマンチックな雰囲気を崩さずに解説を進めます。
そうそう、プラネタリウムの解説ですが、ウチの館はシナリオがまったくありません。日々変化する夜空を、30分間の持ち時間の中、解説者のアドリブのみで説明していきます。体調のいい時は問題ありませんが、風邪を引いていたりするともう大変。鼻水を啜ることもできないし、咳をすることもできません。どんなに苦しくてもお客さんには悟られないように、あくまでクールかつジェントルに解説をしなければならないのです。
そんなわけで、体力と気力をすり減らしながら過ごしたこの連休、まさに「ようやく終わった」というのが偽らざる実感なのです。
公開天文施設の仕事は、社会教育だの天文普及だの言っても、基本は接客業。お客様にいかに星空を楽しんでいただけるか、そしてできればほんの少しでも宇宙に関する知識と認識を増やしていただけるかが目的だと思います。業界人の一部には、大上段に振りかぶって、天文学を「教えてやっている」的な考え方のヒトもいるようですが、はっきり言って愚かなことです。
満天の星空を満喫した結果として、宇宙の中に浮かんだオアシスである地球について、正しい認識をもっていただくことができれば何よりと、私は考えています。

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